6畳の畳を交換するってどういうことをするの?費用がかからないための工事と相場のすべて

「6畳の畳を交換する。」という言葉を一度は耳にした人も多いと思いますが、交換するということはどういうことなのか説明できる人は少ないと思います。

畳の交換にも種類があり、かかる費用も変わってくるので、交換がどういうものなのか知っておかなければなりません。また、相場を知ることでお部屋に合った畳の交換をすることができます。

そこで今回は畳の交換の種類と費用、そして相場についてまとめてみました。最後までお読みいただければ幸いです。

6畳を交換するってことは使い捨てなの?年数と使用頻度で変わる工事の種類

畳の交換は3種類あります。裏返し(うらがえし)・表替え(おもてがえ)・新畳(しんだたみ)ですが、まずは畳がどのような構造をしているのかご説明します。

畳は畳の土台となる畳床(たたみどこ)とそれを覆っている畳表(たたみおもて)そして畳の長手方向についている布製の畳縁(たたみべり)の3つのパーツから成り立っています。

新しい畳から3~5年ぐらい経つとまず初めにやってくるのが裏返しです。裏返しは畳床から畳表を取り外し、日焼けしていない面にひっくり返してから畳床に張り付けていきます。この時に畳縁も交換となり新しくなります。

裏返しをしてから5~8年すると表替えとなります。表替えは畳床はそのままに畳表と畳縁が交換となり、天然素材のい草を使ったものから、和紙や樹脂製の畳表があります。それぞれ国産と中国産があり、流通量としては国産2割中国産8割となっています。

最後は新畳ですが、これは畳床・畳表・畳縁すべてが交換となります。畳床も昔ながらの稲わらを使っているものや、木のチップ材を使用している畳床があります。また、敷き方やヘリなし畳に変更できたりするので、畳店にご相談ください。

6畳の費用を抑える方法は畳店の得意分野を知るのが一番!?相場によるピンキリとは

畳の費用の計算方法は単価×畳の枚数で簡単にできてしまいます。半畳の畳の場合は一畳の70~80%の料金となりますが、ここで問題になってくるのが相場のバラツキです。

3,000~4,000円台もあれば20,000~30,000円を超えるものまであり、費用を抑えようとするとどうしても安い方に目がいってしまいます。それではどうしてここまで費用がピンキリなのでしょうか。

実は畳店が得意とする分野で費用や相場が違ってくるためです。賃貸などを得意としている畳店は普及品クラスを取り揃えており、相場は4,000円〜8,000円が多いみたいです。建売などの建設会社の仕事をメインとしている畳店は普及品から中級品クラスが多く、5,000円〜15,000円台が多いです。

その一方で個人のお客さまをメインにしている畳店は、中級品から高級品まで幅広く取り揃えていて、相場の方は10,000円〜50,000円が表替えとして主力となっています。

畳替は頻繁にやるものではないので、中級品から高級品を使った方が長くキレイに使用できるので、トータルでみると費用を抑えられる傾向があります。

まとめ

畳の費用や相場の違いは畳店の得意分野の違いにより、扱っている畳表の差となっています。畳店を決める時はそのような視点から見てみるのもいいかもしれません。